まずはAIWAというブランドが懐かしい。以前TP–1009というカセットデッキを発売したメーカーだ。最初期のカセットデッキで、その後のカセットオーディオの幕開けを告げるような機種でもある。もうひとつTEACも早くからカセットオーディオに参入している。
TEACは健在なのだが、AIWAはカセットオーディオの変動によってソニー傘下になり、なくなってしまった。それが復活したのが今のAIWAだ。まずはAIWAの再登場を喜びたい。そして、ちょっと便利な機能を加えるという考えが健在なのも嬉しい。
前置きが長いが、AR-MDS25はそのAIWAが販売しているワールドワイドラジオで、しかもMP3ファイルの再生機能も持っている、という面白い機種だ。実は中国のメーカーTECSUNのOEM製品らしいのだが、一ひねりしたような機種であるところはやっぱりAIWAらしいと思う。32GBのSDカードが入るのだそうで、これで録音機能があればラジオカセットになるのだが、その機能はないようだ。ミュージックラジオとでも言ったらいいのだろうか。好きな音楽を聞いたり、ラジオを聞いたりといろいろな愉しみ方ができるのが嬉しい。
ところでインターネット時代になって、短波放送の世界はどうなっているのだろうか。ネット経由でラジオが聴けるようにもなっているので、以前ほどは局数も多くないのかもしれない。しかしながら、新機種が開発されているところを見ると、需要はあるのだろう。イメージとしての短波放送は「世界に開く窓」という感じだったが、そういうものはインターネットによって払拭されてしまったようである。主役交代、というところだろうか。
それはともかく、以前短波放送を聞いていた者としては、短波ラジオの新製品が出たことを喜びたい。そしてAIWAからの発売であることも喜びたい。
この機種の特徴はステレオスピーカーを備えていることだ。このためFM放送がスレテオで聞けるし、MP3の音楽も同様だ。イヤホンで聞くのもいいのだが、スピーカーから出る音も中々いいと思う。のんびりしたいときなどはスピーカーから出る音の方がいい場合もある。そういう要望にも応えられる機種だと思う。もちろん、ステレオのイヤホン端子も備えているので、イヤホンで聞くこともできる。その場に応じて選べるのわけだ。色々な使い勝手を想定できるのがAR-MDS25だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿