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2019-09-03

FiiO フィーオ M11

機能満載のオーディオプレーヤーだ。詳しいレビューはここある。

多くの機能の中から抜き出すとすると

  • 3.5mmシングルエンド出力端子と2.5mm/4.4mmバランス出力端子を搭載
  • apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)といった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデックに対応

だろうか。色々なイヤホンとの接続が実現できるので、中々嬉しい機能だ。とは言っても、イヤホンを揃えるのも大変な気がしてしまう。ま、それだけ夢がある機種とも言えるのだが。

それにしても、ワイヤレスもだんだんハイレゾリューション再生に対応してきているのが実感できる機種だ。一度ワイヤレスの便利さを知ってしまうと、どうしてもワイヤレス再生優先になってしまうからだ。じつはケーブルで繋げる方がいい場合もあったりするのだが、便利さには勝てないという所なのだろうか。

冗談音楽の怪人・三木鶏郎

冗談音楽の怪人・三木鶏郎 泉 麻人著 新潮選書 新潮社刊 2019

名前は知っているが、どういう人かはよくしらない、というのは有名人にはよくあることだが、三木鶏郎もそうだった。

アニメの主題歌やヒットソングで名前は知っていたが、この本を読んでどういう人だったのかがやっとわかった。

やはり、というエピソードがあった。日本で最初にテープレコーダーが発売された頃に早速購入した、という話だ。音楽作りに使ったのだが、すぐ手に入れたところにこの人の進取性が見えているように思う。

三木鶏郎の大きな仕事の一つにコマーシャルソングの制作があると思うが、本人も新しいことに目を向ける人だったのがよく分かる。いい意味での軽さがあった人なのだろう。日本でコマーシャルソングが大量に作られるようになったのは広告収入を主体にする民間放送が始まってからだし、待ったなしで作らなければならなかったのだから大変だったと思う。そういう状況の中で仕事をしていったのだから、力量のある人と言える。そして多くの才能ある人を手元から送り出していることにも驚いた。

それから、三木鶏郎が仕事を始めた頃の話は、占領期のアメリカの政策もほの見えたりして、意外な戦後史にもなっている。そういう点でも面白い本だ。

軽いタッチで描いているが、十分な調査、著者の記憶、収集癖、感性が混ざり合っていて、中々深い内容の本だ。巻末の参考文献はさらに読み進める場合の指針となるばかりでなく、単独で読んでも興味深い本が並んでいる。これもありがたい。