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2019-12-17

ネルソンス、ウィーンフィルのベートーヴェン交響曲全集

ネルソンス指揮のベートーヴェン交響曲全集を聞いた。

なんでも、2020年はベートーヴェン生誕250年なのだそうだ。それに伴っての企画という話だ。ウィーンフィルにとっても、久しぶりのベートーヴェンの全集と言うことになるはず。

この全集を買った理由の一つに、最近のウィーンフィルの評判がある。「実力低下」という人もいるので、自分の耳で確かめてみようという気にもなったのだ。

第1番の交響曲から順に聞いていった。最初の印象は、「あぁ、ウィーンフィルの音だな」だった。ところが、しばらく聞いているうちに、「ちょっと今までとは違うな」と思い始めた。おおらかな、というか、ある意味ではテキトーな所もあるのがウィーンフィルなのだが、この録音ではそうではなく、現代風な感じもある。音がきっちりとそろっていて割合透明な感じもあり、このあたりが「違うな」と思わせたのかもしれない。

ネルソンスは全く初めてで、予備知識も無く聞いたことになる。バランスよく、キチッとオーケストラを鳴らしていた。

ウィーンフィルを振っているとなると、どうしても第6番を注目したくなるのだが、ゆったりした感じが出ていてよかったと思う。それでいて3番、5番という力んでしまいがちな曲でもそうならなかったように思われた。大好きな8番がまた聞きたいな、という感じの演奏だったので、とても嬉しかった。

この演奏だけで判断するわけにはいかないかもしれないが、ウィーンフィル健在と言えそうなので、まずは一安心だった。

ちょっと面白いなと思ったのは、この演奏はCDで発売されているのはもちろんだが、同時にFLACファイルでも販売されている。現在の状況に合わせて、ということと言えるのだが、昔のLPとカセットテープの同時発売を思い出させる。なんとなく懐かしい感じになるのが面白い。

ところで、これからベートーヴェンの録音のラッシュが始まるのだろうか。嬉しいような、困ったような感じがする。贅沢な悩みなのかもしれないが。

2019-12-12

大田黒公園

用事があって荻窪に行ったら、行き先表示に「大田黒公園」というのがあった。あの太田黒元雄所縁なのか、と思った。そこで公園に行ってみると、入り口に「太田黒元雄住居跡を公園にした」という記述があって、直感が当たったと思った。

太田黒元雄の名前を知っているので、何か本を読んだはずなのだが、読んだ本は思い出せなかった。たぶん、音楽関係書だったと思う。この人は著作や訳書が多い人なので、その中のどれかを読んだのだろうと思う。

残念なことに、記念館が公園の中にあるのに気づかずに外に出てしまった。今度は太田黒元雄記念館を見てみようと思っている。

さて、ちょっとだけ中に入ったので、その感想を。ネット情報によると、この公園は、杉並区が回遊式日本庭園として整備したものなのだそうだ。そうであれば、太田黒元雄自身が住んでいたときは日本庭園では無かったことになる。まぁ、それにしても広い。こういう敷地に住んでいた太田黒元雄はどういう人なのだろうかと、気になった。

調べてみると、まぁ、当然なのだが、資産家の生まれだった。西欧音楽に親しめたところからも、それはうかがえる。

クラシック音楽の評論家の家が日本庭園になっているのはどういう経緯なのかわからないが、公園になったおかげで記念館が出来たのであれば、いろいろな記念館を訪問をしようと思っている者にとってはありがたい。

それはともかく、近いうちに行ってみようと思っているうちに時間が経ってしまった。本当に行ってみなくては。