スポンサードリンク

2020-12-12

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2

Sennheiserのワイヤレスイヤホンだ。True Wirelessの改良版ということだ。一見して、なかなかいいデザインだと気に入った。案内はここにある。

さりげない感じのデザインのケースが好ましい。

Sennheiserのイヤホンは以前使ったことがあったのだが、ワイヤレスは初めてだ。こんな形で再会するのは意外だ。

使い勝手はなかなかいい。ケースから出すと電源が入り、入れると切れる設計も便利だ。

落ち着いて味わいのある音が特徴と思う。ノイズキャンセリングも付いているが、今の環境ではあまり使わないので、効果の程は定かではない。でもしっかり効いていた時もあったので、効果はあるのだと思う。

長く使っても聞き疲れしないのはさすがだと思う。耳へのフィットがよく考えられているのだろう。音自体もバランスよく鳴っている。派手さはないがじっくり聞ける感じがなんとも言えない。

ワイヤレスイヤホンはオンラインミーティングのときにも威力を発揮しそうだ。話している人の声がはっきり聞こえるからだ。それに、ちょっと画面の前を離れても話の内容が分かるので、話についていける。実用性も兼ね備えたワイヤレスイヤホンだと思える。

2020-10-10

その後の慶喜 家近良樹著 ちくま文庫

書名のとおり、将軍を引いた後の徳川慶喜の動きをその死までを追った本だ。(似たような名前の本に『その後の海舟』というのがあったっけ)

著者の家近良樹は幕末の研究者で徳川慶喜についても業績がある人だ。

徳川慶喜は、将軍在職時はよく名前が出てくる人で、研究者も多いが、将軍でなくなった慶喜に触れる人はあまりいないようだ。

それも無理はないので、とにかく史料がないのた。残っているのは『家扶日記』という慶喜の身近にいた人が書いた日記くらいのようなのだ。そういう状況の中で書いたのがこの本、と言うわけだ。

いわば、間接的な史料からの考察というわけなのだが、そこから慶喜の生活ぶりを拾い出しているのはなかなか読み応えがある。

考えてみれば「何かをする」ことで業績を残す人は多いが、慶喜は「何もしないこと」で業績を残した人なのかも知れない。

それにしても新し物好きで、自転車に乗ったり、自動車に興味を持ったり、写真を撮ったり、といろいろと試している。こういう性格は若い頃と変わらないのだそうだが、こんな性格の人が何もしないでいるのはなかなか大変だったのかも知れないと思ったりもする。

流石にお殿様で、芸能人を家に呼んだりして楽しんでいる。こういう面もあったのだ。慶喜の別の面を見た思いがする。それはいいのだが著者が三遊亭円朝を「講談師」と記すのは、しっくりこない。史料にそう書いてあったのかも知れないのだが、「落語家」ではないのだろうか。

2020-08-18

I•O DATA Soundgenic HDL-RA2HF

図らずも10万円が手に入ったので、色々と考えた末、音楽用のNASを導入した。

I•O DATAの Soundgenic HDL-RA2HF ハードディスク搭載ネットワークオーディオサーバーだ。

今までは電車やバスの中で音楽を聞くことを前提に考えていたので、デジタル・オーディオプレーヤーが必須だったが、今はそうでもないので、別の形も選択できる。そう思った時にNASが選択肢に上ってきたのだ。

イヤホン、ヘッドホンで音楽を聞くので、スピーカーで聞くオーディオセットは考えなかった。

音楽の入手は

  1. CDからのリッピング
  2. 音楽ファイルの購入

でやっている。これはCDプレーヤーを持っていないので、リッピングしないと音楽が聞けないためだ。結局は音楽ファイルをどう扱うか、の問題になってくる。

今までは

  1. 音楽ファイルを購入、またはリッピングでの作成
  2. ファイルをハードディスクに収納
  3. 聞きたい曲のファイルをオーディオプレーヤーへコピー

という手順だったのだが、3.の手順を省略するともっと気楽に音楽が聞けそうだと気づいた。

そこで音楽用NASの検討に入った。調べた結果わかったのは、自分の用途に合いそうなのはHDL-RA2HFだった。価格がちょうどよかったことも、もちろん大きい。

ポイントは、この機種がネットワークオーディオプレーヤーの機能を持っているので、USB-DACをつなげてヘッドホン、イヤホンで音楽が聞ける、という点だ。これは自分の使い勝手にぴったりだったのだ。

次に、この機種を置く所は決まっているのだが、そこから音楽を聞く場所までちょっと離れているので、長いUSBケーブルが必要になる。そこで選んだのが サンワサプライ  USB延長ケーブル 10m 500-USB005 だ。

さて、最後に残ったのがUSB-DACだ。手持ちのものもあるのだが、この際新しくしてみようと思い選んだのが動作機種に上がっていたFiiO Q1 Mark IIだ。これは正確にはポータブルヘッドホンアンプなのだが。

久しぶりにオーディオ装置を購入したので、ワクワクした。

注文したものが届いてからセッティングをした。これは簡単にすんだ。置く場所は決めてあったので、無線LANのルーターに接続しておしまいだった。Macで確認すると、ちゃんと認識していた。あっけなくつながってしまったのだ。ちょっと拍子抜けした。

次にコントロールアプリのダウンロードとインストールをした。これもiPad miniで無事に認識できた。その後、今まで音楽ファイルを管理していたポータブルのHDDからNASにファイルを転送した。HDDにゴミファイルがあったりしたので、この作業はちっと時間がかかった。もっとも、転送の指定をしてそのまま放っておけばいいので、大変というまでもなかった。

手間取ったのは、むしろコントロールアプリの操作に慣れることだったかもしれない。iPad miniから操作することにしたのは、Bluetoothでも音楽を聞こうと思ったからだ。

こうして、リスニング環境が変わった。すぐに気がついたのは、持っているファイルがすべてNASにあるので、これまで聞かないでいた曲を聞くようになったことだ。そんなことから、ポータブルオーディオプレーヤーにファイルを転送するのが面倒になっていたことに気がついた。

今ではNASを通しての音楽の聞き方は

  1. USBケーブルを使ってNASのネットワークプレーヤーとヘッドホンアンプを繋げてイヤホンで聞く
  2. iPad miniにヘッドホンアンプを繋げて聞く
  3. iPad miniのBluetoothを使ってワイヤレスイヤホンで聞く

という選択肢ができた。この順番は、音の良さの順番であるように思われる。便利からいうと、これの逆順になるようだ。

使い分けはその時聞く曲と気分で決めている。あらためて、音楽を聞くのが楽しくなった。

2020-06-15

AKシリーズDAP用の変換プラグ

Astell&Kernのオーディオプレーヤーのアクセサリーと言っていいのだろうか。このシリーズの2.2mmバランス接続端子を4.4mmバランス接続に変換する変換プラグがサイラスから発売されtている。

詳しい紹介はここにある。

写真入りで、わかりやすい。なんとなく、なのだが、AKシリーズのデザインと微妙に合わないように思えてしまうのだ。もうちょっと控えめなデザインはなかったのだろうか。もっとも、聞くときにはポケットに入れたりしていることが多いので、あまり気にならないとは思う。

対象にするユーザーがかなり絞られているのがこの製品の特徴だ。何しろ、AKシリーズのユーザーで、4.4mmバランス接続のハイレゾ対応のイヤホンを使っている、あるいは使いたい人が対象になるのだから。もっとも4.4mmバランス接続のイヤホンを気に入っているので、AKシリーズに手を出しにくかった人には朗報かもしれない。

見た目の問題なのだが、2.4mmのプラグはなんとなく頼りなげに見える時があるので、もっと太い直径のプラグのイヤホンが使えるのであれば、安心感も増すような気がしてしまう。

メーカーのこだわりが見えるのが、ストレート接続とL字接続の2種類を用意しているところだ。見た目だが、L字接続の方が引っかかりにくいように思われるので、使いやすいように思われる。これも使用する状況によるので、好みのものを選べるのがいいに決まっている。

価格は1万円をちょっと超えている。この辺が考えどころではある。ちょっとしたイヤホンなら買えてしまう値段なのだ。これまであるものを活かす、という意味では新しい世界を楽しむための意義のある投資となりそうだ。

それにしても、色々な大きさのプラグがあるのは便利でないように思われる。この辺り、なんとかならないかな、と思ったりする。

2020-05-21

栄光のウィーン・フィル オットー・シュトラッサー著 音楽之友社 1977年刊

いかにも日本向けの書名だが、ウィーン・フィルの第二ヴァイオリン奏者で、楽団長を勤めた人の著書だ。

署名の通り、ウィーン・フィルでの活動について書いているので、本業である国立歌劇場でのことについてはあまり記されていない。関連するので、全く触れていないわけではないが、むしろ、いろいろなことがありすぎるので、書かなかったのかもしれない。

オーケストラの活動は定期公演が中心になるので、多くの指揮者が登場する。1920年代からは現代での大指揮者といわれている人たちが活動を始めた時期なので、録音でも聞ける人が多く、親しみを持てる。

それと同時に、ザルツブルク音楽祭の話も多い。音楽シーズン以外の時期のウィーン・フィルの活動の中心になるのはこの音楽祭なので、興味深い話が多い。

内容の多くは、コンサートのこと、オーケストラの運営のことなどである。第2次世界大戦の時は、ウィーンは爆撃を受けているので、その時の被害の状況について記している。意外に思ったのは、ウィーン・フィルはアーカイブズを持っており、被害を避けるときには、楽譜と一緒に楽団運営に関わる文書も持って歩いていたことだ。爆撃の被害で、文書を置いていた場所が水浸しになり、文書が水に浮いていた、なんていう記述があるがちゃんと修復できたのだろうか、と心配したりした。何も被害については書いていないので、おそらく大丈夫だったのだろうと想像している。

楽団運営をした人らしく、記述の中に保管している文書に基づいて書いている部分があり、なるほどと思ったりした。

大戦中のオーケストラの運営についても記してある。戦後の活動にはあまり支障がなかったようだが、戦時下の活動には当然影響があったことも記されている。

現在でも人気のある指揮者が多く登場し、どのような指揮ぶりであったか、が記されているのでその点だけでも貴重な本だと思う。

訳文はちょっとこなれていないようだが、支障はなかった。オーケストラ活動の回想記としてはもちろん、このオーケストラが好きな人にとっても読んでみたくなる本だと思う。

2020-04-21

ヨッフムの東京でのライブ録音を聞いて

ヨッフムという指揮者はなんとなく気になるのだが、演奏に感心することがあまりない。聞いている間はいいのだが、聞き終わるとあまり印象が残らなかったりする。相性が悪いのかと思っている。

最近、1970年代のNHKのライブ録音がCD化された。コンセルトヘボウとの来日の際の録音だ。「ヨッフム&コンセルトヘボウ/1968年東京ライヴ『運命』『田園』」と題されている。ライブ録音ならばスタジオ録音とは違った演奏が聞けると思い、早速入手した。

ヨッフムは基本的には、セッションでもライブでも変わらない人のようだ。オーケストラをきちんとコントロールして、バランスの取れた演奏を聞かせるのは同じだった。ただ雰囲気として、ちょっと勢いがついているようにも思えた。やはり人がいるホールでの演奏では熱が入るのだなと思った。

オーケストラは、当時指揮をしていたコンセルトヘボウだけあってなかなか充実した音を聞かせる。現在よりも、各地のオーケストラが独自の味わいを持っていた頃なので、じっくりと聞かせる指揮でコンセルトヘボウの重厚なサウンドが楽しめたのは何よりだった。

改めて思ったのは、クラシックの演奏は一面ではエンターテインメントなので、楽しめる要素、安心できる要素も必要なのではないか、ということだ。ヨッフムの安定した音楽は、ある面では食い足りなさを感じたりするが、ゆったりと流れに任せて音楽を聞くときには満足感が高いのだと思った。こういう音楽があってもいいし、その時の気分に合う演奏を聞くのもいい聞き方だと思う。肩肘張らずに、音楽を生活の一部として聞いていこうという考えに立つならば、ヨッフムのような演奏は十分に価値があると思った。

「ヨッフムの演奏は生温い」という評価はよく聞いた。ある面では中庸を得た演奏なので、食い足りなさはあるかもしれない。しかしその音楽にどっぷり浸かる感じで聞くとヨッフムの良さがわかるようにも思う。ちょっと大袈裟だが、「ヨッフムを再発見した」と言えそうなライブ録音だった。

2020-04-11

ハイティンク&ウィーンフィルのブルックナー

ハイティンク指揮のウィーンフィルにブルックナーの演奏を聴いた。中途半端にしか録音が残っていない。録音されたのは第3番、第4番、第5番、第8番とテ・デウムだ。なんでも、全集を録音する予定だったが、レコード会社の都合で中止になったのだそうだ。

テ・デウムが録音されていることからも、全集にしようという意図があったことが分かる。なんとも残念なことだ。もし完成していれば、ハイティンクにとっては2番目の全集になったはず。残された録音が素晴らしいだけに、余計残念だ。

ハイティンクはオーケストラをゆっくりの演奏させてその持ち味を引出し、そこに自分の考えを重ねていくスタイルを取っている。そのため、当時のウィーンフィルの音が満喫できる。そのためかどうか、以前は「凡庸な指揮者」という評価が多かったように思う。

私はそういう風には思っていなかった。確か、ハイティンクの2番目のベートーヴェンの交響曲全集の中の6番をFM放送で聞いたとき、みずみずしい演奏にびっくりし、それから注目するようになったからだ。オーケストラはコンセルトヘボウだった。今聞いてみても素晴らしい演奏だと思うのだが、何で評価が低かったのが不思議だ。ゆったりとした表現が物足りなく思われたのだろうか、と推測してはいる。

インターネットが普及し、色々な人が書くようになってからはハイティンクを評価する人が多く見られ、嬉しくなったことを覚えている。

音楽に決まった聴き方は無いとは思うが、ブルックナーは特別で、こういう演奏でなくてはいけない、と言う人が多い。独特の魅力のある音楽なので、ブルックナーの交響曲についてそういう風に言う気持ちは分からなくはないが、色々な演奏が合っていいようにも思う。私はそれぞれ特定の演奏だけがいいと思ったことはない。ただ、ゆったり聞ければいいと思っているので、そのあたりで好みが出ているのかもしれない。

ブルックナーの交響曲については以前のコンセルトヘボウの剛直な音もいいと思うのだが、芯があって流麗なウィーンフィルの音も捨てがたい。両方聞けるというのは素晴らしいことだ。

雑誌の記事でハイティンク指揮のウィーンフィルのブルックナーの交響曲があるのを知り、早速購入した。なるほど、美麗で、すっきりした音楽で、なるほどハイティンクらしいと思った。

ハイティンクもさすがに引退したようだが、長い期間にわたって緩みのない演奏を聴かせてきたのは珍しいことかもしれない。多くの録音のある指揮者で、手元にあるのはそのほんの一部になる。しかし大事にこれからも聞いていきたいと思っている。

2020-04-10

Herbin HB-PEN06

手帳用にちょうどいい感じの小さめの万年筆だ。特徴はスケルトンで中が見えること、かな。同じデザインでローラーボールもあるので、間違えそうだ。案内はここにある。

万年筆特有の動作かもしれないが、キャップを外して、胴体の後ろに差し込んで、やっと書き始めると言うことになる。面倒と言えば面倒なのだが、書き心地には替えられない手順でもある。

考えてみれば、これまで手帳にはいつもボールペンで書いていた。万年筆で手帳に書くのは初めてなので、いろいろと使い勝手が違い戸惑っているのかもしれない。

もう一つ気がついたのは、ボールペンで手帳に書いているときは二色を使って書いていたのだが、一色でも支障がないことだ。これは意外な発見で、二色は便利だから必要だ、と思い込んでいただけなのかもしれない。

赤インクを入れた万年筆も持っているのだが、そういえば持ち歩いていない。二本の万年筆を持ち替えて使うと言うことに気が付かなかった。意外な盲点だった。もっとも、ボールペンは一本で多色が使えるが万年筆はそうはいかない。その辺が問題点なのかもしれない。

それはともかく、使いやすい万年筆だ。中の見える軸なので、革の手帳のペンホルダーに入れていると多少貫禄に欠ける気もする。それでも、見た目の感じと使いやすさで気に入っている。

2020-03-06

オート万年筆 タッシュFF-10T

オート万年筆から出ているミニサイズの万年筆だ。5穴の手帳のペンホルダーに収まる万年筆があるかなと探していたら、この万年筆が見つかった。

見つかったのはいいのだけれど、オートの製品はあまり置いてある店がないので、実際に確認するには店を探すところから始めなくてはならない。

メーカーの案内はここにある。色はブラック、シルバー、ピンク、ブルーだ。全長98.8mm(使用時144.8mm)とコンパクトなので持ちやすいといえる。この大きさなので、カートリッジ式インクを使う。カートリッジはヨーロッパスタイルなのでオートのカートリッジが店にない場合は、他の会社のヨーロッパスタイルのカートリッジが使えるので、心配はいらない。

とにかく小さいので、持ち運びに便利だ。手帳用にするのも良いし、すぐ手の届くところに置いてメモ用に使うのもいいだろう。値段から言っても、手軽に使う万年筆といえる。

こういう万年筆を幾つか揃えて、気分によって使い分けるのも楽しいかもしれない。いろいろな使い方が想定できる万年筆だ。

2020-02-13

Schneiderの万年筆406FPCL

Schneiderの万年筆406FPCLを入手した。これまで聞いたことの無いメーカーだ。調べてみたらドイツのメーカだった。使いやすい万年筆だと聞いて調べてみたら、購入しやすい値段だったので早速手に入れた。

この万年筆は透明軸で、コンバーターがついている。細身の軸だが、握りやすい。そして軽い。ペン先サイズはEF、極細字だ。これまで太めのペン先の万年筆を使ってきたので、書いた字がちょっと頼りないような気がしてしまった。まぁ、これは慣れの問題なのかもしれない。

用途としては、ちょっとしたメモ、手帳用を予定している。手近に置いておいて、すぐに使えるようにしておこうというわけだ。これまでこういう用途にはボールペンを使ってきたのだが、これを万年筆に変えようというわけだ。

今までノック式のボールペンを使っていたので、すぐに書き始められたのだが、万年筆だと「キャップを外す」という動作が必要になる。慣れていないせいか、キャップを外すのが面倒に思えるときがある。

考えてみれば変な話で、同じ動作なのになぜ面倒になるのか不思議でもあった。しかし、今までは「さぁ書くぞ」という雰囲気で万年筆を使っていたので、キャップを外す動作は「準備完了」みたいな気分になる儀式として必要だったのかもしれない。メモを取る時に「さぁ、書くぞ」という雰囲気になることはまず無い。むしろ、急いでいるのがメモを書くときだったりする。おそらくこの点が、同じ動作が違うように思える原因なのだろう。ここで思い当たった。メモによく鉛筆が用いられるのは、その簡便さが主な理由なのだろう。書いたり消したりもできる。こういう簡便さは鉛筆、シャープペンシルの特徴でもある。

そういえば、手帳用に万年筆使おうとすると、書くときには手帳のペンホルダーから外し、キャップを取って軸の後ろに取り付けて、それから書くことになる。動作がもう一つ多くなっている。しかも万年筆はインクの色は一色だけだ。ボールペンならば二色を一本のボールペンで使い分けるのは簡単なことだ。しかもすぐに書き始められる。こういう点をみて行くと、万年筆は手帳の記入用には向いていないようにも思える。しかし、そのような手間を費やしてでも手に入れられるのは、書いたときの充実感だ。人によって感じ方は様々にあるが、自分は万年筆で書いた方が満足感があるように思う。その満足感の大きな部分はインクの色にあるようだ。なんとなく落ち着いた色は、ボールペンにインクにはないものだと思う。おそらく、これが万年筆を使う理由の一つとなっているのだろう。

そこで、Schneiderに話を戻して、これはメモ用として使い始めている。字は最初は細すぎるように思っていたが、使っているうちにインクが十分出るようになったのか、そんなに読みにくくなくなった。そして、すらすらと書いてしまう軽い感じはいいと思う。

この万年筆のペン先は、感じとしては堅い方だと思う。しかしその分軽快な感じもする。「普段使い」という言葉があるが、この万年筆はそういう手近に置いて使う用途に適しているだと思う。しかも透明なのだから、インクの使用量が分かるし、今入っている黒以外のインクを入れた万年筆を何本か揃えて、書くときに色を変えて楽しむこともできる。もちろん、ボールペンでもできることだが、万年筆の書き味が気に入っている人でもボールペンみたいに色を楽しみながら使えるのはより楽しみが増すようにも思える。この万年筆はそういう使い方にも適していそうだ。

楽しめる万年筆を見つけた、そんな思いがする一品だ。

2020-02-09

言志四録

なぜか心惹かれるのが『言志四録』だ。岩波文庫の一巻本を一度購入したのだが、見えなくなってしまったので改めて古書を入手した。

四録を一冊に収めている文庫本はいまだにこれしかないようだ。1935年に刊行されたものをそのまま復刊したものなので、版面に時代色が出ている。痛みのないキレイな本が届いたのでちょっとびっくりした。

これを最初に購入した人は愛書家だったのだろうか。蔵書印が丁寧に押されているのが印象的だ。

一巻に収まったのは書き下しと最小限の注釈のみにしたからだろう。それでも原文は収録してあるので、至れり尽くせりという感じはする。

いまだに関連の著作が刊行されているので、生命を保っていると言えるが、最初の刊行が1810年なので、現代から見るとさすがに古く思われる記述がある、それでも、それらを除くと味わうべきものが多い。著作、思索は時代に拘束されているので、それは当然のことであり、読むものが書かれていることに意義を見いだしていくのが古典を読む時の態度と言える。

箴言集というのは、現在ではあまり出ていないように思われる。こういう形の著作は短い文章が集まっているので読み易い。最初から通して読んでもいいし、あちこちと拾い読みしても言い。また、ちょっとした空き時間に読むのにも向いている。そういうことから言えば現在に適した語録と言える。

以前読んだときには、儒学関係のメモみたいなものもあった。この部分はさすがに歯が立たない。それ以外の部分は「なるほど」と思えることが多い。これからじっくりと味わってみたいと思っている。

2020-01-22

Pelikan ペリカン 筆記具 M400-BL Souveran(スーベレーン)万年筆

ペリカンの万年筆だ。ペリカンは初めて使う。 仕様というのか大きさなどはこういう感じです。

  • 長さ:125㎜(収納時)
  • 重さ:16g
  • 機構:吸入式
  • ペン先:ロジウム装飾14金

スーベレーンとは「優れもの」という意味なのだそうだ。製品の紹介は伊東屋のページが充実している。

使ってみた感じは、小ぶりで、軽い、だった。最近、万年筆はキャップをつけないで使うことにしているのだが、それだと手のひらの上にちょこっと軸が出るくらいの長さだ。

まだ使い始めたばかりなので馴染んでいないのだが、サラサラと書けるのはなかなかいい感じだ。モンブランを長年愛用しているので、どうしても比べてしまうが、モンブランよりは固めの書き味だ。まぁ、これはモンブランが柔らかすぎるのだろう。書き味には満足しているし、これからますますよくなってくるはずだ。

ペリカンの万年筆を買ったきっかけは、ペリカンのブルーブラックのインク4001をもらったからだ。このインクについては魅力的な万年筆インク!ペリカンブルーブラックのレビューに詳しい。従来からあるブルーブラックのインクは現在では「古典ブルーブラック」と言われているのだそうだ。このインクは最初はブルーの色なのだが、書いてから時間が経つと色が段々黒くなっていくのでブルーブラックというのだそうだ。耐水性、耐光性に優れている、というの特長と言われている。現在では作っているメーカーが減ってきている、というのは先に挙げたブログからの情報だ。メーカーの名前を挙げると、ペリカン、プラチナ、セーラーとなるようだ。

普通に使っている分には、耐水性はあまり問題にならないかもしれない。水に濡れる状況というのはあまり考えられないし、そもそも紙がダメになってしまうから、書いてあった文字も読めなくなってしまうからだ。しかし耐光性は大事かもしれない。ちょっとメモを書いて貼っておくことはよくあるが、時間がたつうちに消えてしまっては困る場合も考えられるからだ。

それにしても、使いかってはボールペンのほうが上だと思う。そこらに置いておいて気楽に使えるし、ノック式だとすぐに書き始められる。ただいかにも「字を書いている」という感じがするのは万年筆だ。インクを入れたり、クリーニングをしたりと手間もかかる。しかしそれに見合うだけの書き心地が得られるように思う。育てていく感じがあるのは万年筆だ。

現状では、ボールペンと万年筆を併用している。ただ大事なもの、気持をいれて書きたい時は万年筆を使うことが多い。

2020-01-16

サンワサプライ 400-SP086

サンワサプライのパッシブラジエーター搭載のBluetoothスピーカーだ。3,000円位の値段なので、求めやすい。小さめなので、持ち運ぶのも便利そうだ。製品の情報はここにある。

その仕様はこうだ。

  • 製品サイズ:約W165.6×D50.4×H61.2mm
  • 製品重量:約322g
  • JIS保護等級:IPX4
  • 実用最大出力:10W(5W+5W)
  • 周波数特性:100Hz~20kHz
  • スピーカー形式:密閉型フルレンジスピーカー
  • スピーカーサイズ:1.5インチ(直径40mm)+パッシブラジエーター
  • マイク:無指向性コンデンサーマイク
  • インピーダンス:4Ω
  • 外部入力:3.5mmステレオミニジャック
  • 電源:内蔵リチウムイオン電池(容量:2000mAh)、またはUSBポートより給電(DC5V 1A)
  • 充電方法:micro USB
  • 充電時間:約3時間
  • 電池持続時間:約6時間(ボリューム50%時)※使用条件により異なります。
  • 付属品:取扱説明書、USB給電ケーブル(約60cm)×1本 ※3.5mmステレオミニプラグケーブルは付属していません。
  • 生産地:中国
  • 取扱説明書:日本語取扱説明書あり
  • 保証期間:ご購入日より6ヶ月

【Bluetooth】

  • 適合規格:Bluetooth Ver.4.2
  • 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
  • オーディオコーデック:SBC
  • 通信距離:最大約10m(使用環境によって異なります。)
  • 送信出力:class2

まぁ、値段相応の仕様と言える。もうひと息、みたいな感じもある。しかし、この製品の魅力は仕様には現れていない。以下の「商品特長」に記されているのだ。

商品特長

  • 小型のボディながら高出力が可能な、Bluetooth4.2搭載のワイヤレススピーカーです。
  • 最大10W(5W×2)のスピーカーユニットとパッシブラジエーターにより手軽に高音質サウンド楽しむことができます。
  • 入浴時やキッチン周りでも使用できるIPX4の防水性能を備えてます。
  • 3.5mmステレオミニケーブル接続での有線接続でも使用できます。
  • 内蔵リチウム電池によるバッテリー駆動、またはUSB給電の2WAYに対応しています。
  • 高感度マイクを内蔵し、ハンズフリースピーカーフォンとしても使用できます。
  • SCMS-T方式で保護された音楽やワンセグ等の音声にも対応しています。
  • 本製品2台をワイヤレス接続し左右間までワイヤレス化できるTWS機能(Ture wireless stereo)に対応。完全ワイヤレスを実現し驚きの臨場感を作り出せます。

注目したいのは、「防水機能」と「TWS機能」だ。

もちろん、防水機能と言っても、水の中に入れても大丈夫だと言うことではなくて、多少水がかかっても心配ない、ということだ。

ありがたいのは、音声をステレオで聞けるTWS機能だ。この種のスピーカーは手軽に聞けて便利なのだが、音声がステレオとは思えない、という欠点がある。ところが、2台使うことによって左右の距離感が出てワイドに広がったステレオ音声を聞けるようになるのだ。2台購入しやすい値段に設定されている本機は、上に記したように単独の性能はあまり高くない。しかし、2台を組み合わせることによってより楽しみも広がるのだ。

気楽に楽しむのもオーディオだ、と思うならなかなか魅力的な機種に思える。

2020-01-06

ようかん

新潮社から『ようかん』という本が出ている。著者は虎屋文庫だ。

書名の通り、羊羹についての本だ。羊羹の歴史や製法、さらに羊羹が登場する文学作品を紹介している。それにもまして、豊富なカラー写真は見ているだけで楽しくなる。

豊富な写真と言っても、そのために作ったりしているのだろうか、それとも、既にある写真をつかっているのだろうかと思ったりする。

今は作っていないものは、もしかしたらわざわざ作ったのかもしれない、などと想像したりするもの面白い。

ちょっと意外だったのは「羊羹」は元々は羊肉のだったという指摘だ。なるほど、名前には「羊」がついている。スープ付きの羊肉料理だった羊羹が菓子になったのは、精進料理で羊肉に似せた食品を作り始めたことがきっかけのようだ。だんだんとスープがなくなって、今の羊羹になったようだ。

と言う話は置いておいて、この本の魅力は古くから羊羹を作っている虎屋に伝わる羊羹についてのいろいろな資料や羊羹の写真が見られることだろう。羊羹の大きさもいろいろと種類があり、そういえば以前は大きな羊羹が多かったな、と思ったりもした。

虎屋は高級菓子店という感じなので、虎屋の羊羹などが身近にあったのかどうか覚えていない。しかし羊羹はよく家にあったので、昔から人気があったのは確かだ。

このような本が作れたのも、おそらく、必要があって菓子製造にまつわる本や道具を集めていたからだろうと思う。そして虎屋文庫を作ってそれらをきちんと整理し、スタッフを配置して公開しているのが素晴らしいと思う。

虎屋文庫は堅苦しく言えば、企業資料室であり、企業アーカイブズなのだが、和菓子の虎屋のアーカイブズと思うと親しみやすさを感じてしまう。

虎屋文庫についてはここで見ることができる。ここには虎屋文庫資料展の案内も掲載されるので、時々チェックしておくといいかもしれない。

この本の詳細なデータはhttps://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I030012275–00で見ることができる。