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2023-11-06

咸臨丸、大海をゆく 橋本進著 海文堂 2010年刊

咸臨丸の太平洋往復の時のことについて記している本だ。咸臨丸の航海自体のことについての記述はあまり多くなく、関連する知識の説明の方が多い。

そんな特徴のある本だがこれまで読んだ本とは違って航海の過程については一番信頼できる本かもしれない。

それというのも著者は実際に船長として帆船を操った経験があるからだ。そういう人が書いた本なので往路の咸臨丸で何が起こっていたのかについての記述は信頼できる。

船乗りの目から見た咸臨丸はかなり困った状態で航海に臨んだようだ。そのことが理由を挙げて説明されている。まさに「船乗りでなければ書けない本」という感じがする。

面白く思ったのは航海中に色々と問題を引き起こした勝海舟に好意的なことだ。「公開中に自らの欠点を知りそれをそれ以後に生かしていった」というくだりは海舟についての弁護論ともなっているようだ。

充実しているのは資料だ。航海に必要な器具や用語について丁寧に説明されている。これだけでも海事についての知識が得られ、また本文の記述をより理解する助けにもなる。そういう意味では配慮の行き届いた本だ。

2023-11-01

インナーイヤーヘッドホンHA-FX711F-B

携帯ラジオ用のイヤホンを探していて中々購入する機種が決まらないでいた。

そういう時、何気なく入ったセブンイレブンにイヤホンが置いてあったので手に取ってみた。それでこの機種を購入することにした。

理由はL型プラグ付きであったこと、製造元がJVCケンウッドであったこと、音漏れ低減と書いてあったことだ。

ケンウッドは以前から気になるメーカーではあったが一度も製品を買ったことがなかったので使ってみたくなったのだ。

ケースに仕様が書かれているのだが、付属のイヤーピースのサイズがXS、S、Mとなっているのが珍しかった。この製品は使う人を選ぶのだと思えたからだ。

それはともかく早速使ってみた。イヤーピースは既に装着済みのMを使った。

軽い製品なので装着してもあまり意識しないですむ。ラジオに接続して聞いてみたら高域、低域と十分に音が出ていたので聴きやすい感じだった。気軽にラジオを聞く分には十分な性能だ。

次にMacに繋げて音楽を聴いてみた。Macで音楽を聴くことはあまりないのだが、ながら聴取の場合には充分だと思った。1,000円で買えるイヤホンにあまり品質を求めるのはどうかと思うので当初の意図である気楽な使い方にはうってつけと言える。

割合に元気な音でいわゆる「ドンシャリ」だが色々な場面で使うことを考えるとこの音の方が良さそうだ。そういう意味では使う場面を選ぶ機種と言える。

欠点としてはタッチノイズが多いことが挙げられる。しかしこれだけ細いコードを使っているのであればそれも当然と言える。この辺は使う側の思い切りにもよる。軽くて持ち運びやすいのは当初のラジオ用イヤホンという使い方には最適だ。コンビニのオーディオ製品も見逃せないなと思った。