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2017-12-23

MAXELL MXH-DBA900BKその後

MAXELL MXH-DBA900BKについては2014年11月8日に書いたことがある。 http://tinywood3.blogspot.jp/2014/11/maxell-mxh-dba900bk.html

2015年の秋頃にケーブルが断線してしまい、そのままにしていた。このほど、この機種の新品が2,000円台で出品されているのを見つけ、購入してみた。壊れた機種を再度購入するのは初めてだ。

包装を開けてみると、以前の懐かしいイヤホンが出てきた。一時は主力のイヤホンだったので、思い入れもあるようだ。今回はオリジナルのイヤーピースで聞いている。

使ってみてちょっとびっくりしたことがある。それはケーブルのタッチノイズだ。以前はもっとあったように覚えているが、今度のものはほとんどタッチノイズがない。しかも、ケーブルも以前より柔らかくなっているように思えた。何らかの変更があったのかもしれない。使いやすくなったことは確かだ。

音については、以前と同じような印象を受けた。目の前にオーケストラが広がるようであって、楽器の定位もはっきりしている。この機種が届く前にシューマンの交響曲を聴いていたので、そのまま聞き続けた。そのため、たまたま他のイヤホンとの聞き比べになってしまった。使い続けた機種と新品の機種とを同列に並べるのは無理があるしが、こういう比較になった。プレーヤーはAK70。 イヤホンは

  • FenderのFXA2+onso 2.5mm4極プラグ-MMCX(L/R)イヤホンケーブル 1.2m ブラックライン【iect_01_bl2m_b_120】+Complyのイヤーピース
  • MAXELL MXH-DBA900BK(オリジナルのまま)

聞いていたのはハイティンクがコンセルトヘボウを指揮したシューマンの交響曲全集。前半の曲がFender、後半の曲がMaxellになった。

バランス接続とアンバランス接続を比べることになってしまった。条件が揃っていないので、公平な評価にはなっていないような気がする。

全体の感じは、両者ともコンセルトヘボウ管弦楽団の部厚い響きがしていた。どちらかというとFenderの方が落ち着いてみずみずしい音で、MAXELLは迫力のある感じがした。あまり派手な感じがしないのは、両者が共通していた。バランス接続の方が、より細かいニュアンスが伝わってくるように思えた。

現役の機種と、すでに販売終了している機種を比べるのは無理があるようにも思える。これはあくまでも、今聞いてみた感じで、しかも比較しようと思って聞いたわけではないので、これから先MAXELLの感じが変わってくることは十分あり得ると思う。

それにしても、二代目のMAXELLの印象が違うのは何故なのだろうか。ちょっと不思議だ。以前より使いやすいような印象を受けている。そういう意味では、買い換えてよかったと思っている。

2017-12-18

イヤホンの騒音対策 ShureとBose

電車の中など騒音の多い場所で音楽を聴く時に大事なのは、騒音対策だと思う。走行音、車内放送などいろいろな音が周辺に満ちているので、音楽を聞こうとするとどうしても音量を上げてしまう。そのことによって、耳に影響があるばかりでなく、聞いている音楽の音が外に漏れてしまい自分が騒音源になったりする。これでは音楽を楽しめなくなってしまう。

そこで騒音対策を施しているヘッドホンやイヤホンの登場となる。私は騒音対策の代表的なメーカーはBoseとShureだと思っている。このメーカーは騒音対策の方法について、それぞれ、ノイズキャンセリング方式と耳栓方式を提案している。どちらの方式もそれぞれ愛用者がいるので、両者に優劣はないように思っている。

Boseがノイズキャンセリングに取り組んだ事情はhttps://globalpressroom.bose.com/jp-jp/pressrelease/view/1269に記されている。元々耳に長時間装着するパイロットのために開発した方式なので、使い続けても疲労しない使用感を追求しているようだ。

Shureは舞台での演奏のモニター用に開発されたものらしい。アーチストに広く支持されているようだ。https://www.shure.co.jp/ja/artistsライブ中継で、イヤホンをしている歌手や演奏者を見かけるが、他の演奏者の音(自分の音も?)を確認するためのものと思われる。

Boseはノイズキャンセリングで有名だが、これの有無にかかわらず、そのヘッドホン、イヤホンに共通しているのは「聴きやすい音」だ。ここの製品については、「ボーズサウンド」と言う言い方があり、特徴があるとともに一貫しているようだ。

Boseのノイズキャンセリングは全くの無音を作るのではなく、音楽を聴くのに妨げとなるような音を低減させるやり方だ。そのため、話し声や車内放送が聞こえてくる。もちろん聞こえてくると言っても、音楽を聴くのに邪魔になるような聞こえ方ではない。

ノイズキャンセリングの方法はマイクを使って周辺の音を拾い、騒音となる音を打ち消すものだ。そのため、マイクを動作させるためのバッテリーが必要になる。バッテリーが切れるとノイズキャンセリングは動作しなくなるので、使い切る前にこまめに充電しなくてはならない。ノイズキャンセリング方式の欠点と言えなくもないところだ。

一方、Shureのイヤホンは耳栓方式だ。これは耳に栓をして、音を全く聞こえなくしてしまう、というやり方だ。このやり方も効果があり、地下鉄の車内でも普通に音楽が聴ける。欠点としては、

  • 他の音が全く聞こえなくなるので、車内放送が聞こえなくて電車・バスを乗り過ごす可能性がある
  • 周りの音に気がつかないで危ないこともあり得る
  • 耳栓方式のため耳に圧迫感を感じたり、痛くなったりすることもある

あたりがあげられる。

音の傾向はBoseとShureでは全く違う。Boseは暖かみのある独特な音であり、Shureは透明な音という感じがある。音の傾向については、好みの問題もあるので、どれが良いとは言えないところがある。むしろ、それぞれの違いを楽しむのもオーディオの魅力だと思っている。

それで、私は両方のメーカーのイヤホンをその時の気分によって使い分けている。耳への圧迫感を避けたい時はBoseを、騒音をとにかくカットしたい時はShureという割り振りになっている。

騒音対策を考えているのは、もちろんこの二つのメーカーだけではない。他のメーカーもノイズキャンセリン式、耳栓方式それぞれにいろいろな機種を出している。それらの中から好みのものを探し出すのも楽しみの一つと言えそうだ。

2017-12-09

HP200LX DOSの名機

HP200LXはヒューレット・パッカード社のMS-DOSで動く携帯パソコンだ。むしろ、ポケットコンピュータと言った方がふさわしいかもしれない。いまだに話題になることがhttp://kokuryu-yokohama.a.la9.jp/というページがあることからも分かる。

実は、この機種の前にHP100LXというのがあって、それを改良したのがHP200LXなのだ。改良点はメモリーの拡張だったように覚えている。「乾電池で動くコンピューター」というのが特徴だった。もちろん、画面は液晶でモノクロだった。

この機種を知ったきっかけは、今はもうない『電波科学』という雑誌に載った紹介記事だった。実はそれ以前から、「コンピューターを持ち歩けたら」と思っていたので、記事を読んでいて「これだ!」と思ったのを覚えている。

ROMにDOSを入れてしまって、バージョンアップの手間を省こうというのは、中々優れた着眼点だった。また、当時主流だった表計算ソフトのLOTUS–123もROMに入れて、電源を入れればすぐに使えるようになっていた。そのほか、カレンダーやデータベーズもどきのソフトもあって、身近な情報を整理して持ち歩けるようになっていた。

特に、付属ソフトのカレンダーが使いやすく、それまで手帳を使っていなかったのに、初めて予定を管理してみたりした。もちろん電卓としても使えたので、本当に便利だった。

元々アメリカの会社が開発したものだったので、日本語は使えなかったのだが、腕に覚えのある人たちが日本語化し、エディターやソフト起動のためのソフトを作ったし始め、最終的にはインターネットに繋げるようになっていった。

この機種のための本が多く出版された。また当時盛んだったパソコン通信のフォーラムでも話題になり、活発な情報交換が行われていた。

複数アドレスにも対応した、とても使いやすいメールソフトが提供されたので、これでインターネットメールをやりとりしていた。

インターネットに繋げることはできたのだが、スマートフォンのように通信機能を内蔵していなかったので、拡張スロットにモデムを入れ、携帯電話やPHSでインターネットに繋げていた。

キーボードが、小ぶりだが中々使いやすかった。小さいので、親指で入力していた。このやり方は今でもスマートフォンでも時々やってみることがある。そのときはとても懐かしい気持ちになる。

便利に毎日使っていたのだが、ある日、ついに壊れてしまった。ずっと使い続けていたい機種だったが、今にして思うと、画面表示の文字が小さいのと、処理スピードがやや遅かったので、遅かれ早かれ、使わなくなったかもしれない。

いわゆる「枯れた技術」を駆使して、あまり機能を詰め込まなかったために却って特徴がはっきりし、それが使いやすさにつながったのだと思う。もし、最新版のHP200LXがあったら是非使ってみたいと思っている。でも、やっぱり出ないだろうなぁ、とも思うのだが。