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2016-12-24

私の持っているベートーヴェンの交響曲全集

ある時「ベートーベンの交響曲全集をどのくらい持っているのだろう」と思った。それで調べてみたら、次のようになった。

  • トスカニーニ
  • メンゲルベルク
  • コンヴィチュニー
  • クレンペラー
  • カラヤン(2種類)
  • シューリヒト
  • ジンマン
  • ティーレマン
  • ラトル
  • クリップス
  • ワルター
  • レイボビッツ
  • ハイティンク
  • 岩城宏之
  • ヤンソンス
  • ヨッフム(2種類)
  • セル
  • ヴァント
  • マーク
  • モントゥー
  • フルトヴェングラー

となる。全部で21人の指揮者で、23種類の全集があった。「こんなにあったのか」とびっくりした。

最初に手に入れたのはどれかなと思って探したのだが、ここには載っていないことに気づいた。最初はLP時代のバーンスタイン指揮ウィーンフィルのものだった。CDで買い直していないので、上のリストには無かったのだ。そう言えば、e-onkyoにハイレゾリューションファイルがあったのだが、まだ入手していない。

のっけから、意外なことになってしまった。それはともかくとして、それぞれの指揮者の全集の成り立ちもさまざまだ。どうやら

  1. 結果的に全集になった人
  2. 一回だけ全集を録音した人
  3. 何回か全集を録音した人

に分けられるようだ。モントゥーやフルトヴェングラーは1のケース、ワルターやセルは2のケース、ハイティンクやカラヤンは3のケースにあたる。

持っているかたちもCDだったりファイルだったりする。また、ファイルで持っているものの大部分はインターネット上にあるのを無料で手に入れたものだ。

ダウンロードしているのは主に「Blue Sky Label(http://yung.aki.gs/index.php)」というところだ。ここは、曲や演奏についての解説や評論があり、それを読むのを楽しみにしてもいる。以前評判だった演奏が多く収められているのも特徴といっていいだろう。おかげで入手できなかった演奏をいくつもダウンロードできた。

持っている全集を年代的に見ると、かなり幅広くなっている。このなかでは、メンゲルベルクが一番古いようだ。1930年代か40年代の演奏だ。次がトスカニーニになろうか。この二人の名前はよく聞いていたのだが、最近ようやく聞くことができた。

この二人のうち、意外に思ったのはメンゲルベルクだ。「アクの強い演奏」という評判だったのだが、案に相違して、割合にすっきりした印象を受けた。今ではフルトヴェングラーの方がアクが強いような感じがしている。

レイボビッツはBlue Sky Labelを知らなかったら聞く機会はなかったと思う。かなり独特な演奏だと思うが、中々聞きやすく入手してよかったと思っている。

ハイティンクはコンセルトヘボウとの全集を入手したかったのだが、ハイレゾリューションの音源を聞いて見たかったのでロンドン交響楽団との全集を購入した。機会があればコンセルトヘボウとの全集も入手したいと思っている。この人はあまり特徴が無いように言う人も多いのだが、真正面から音楽に取り組んでいる感じが気に入っている。

岩城宏之は日本人による最初の全集というので手に入れた。MP3ファイルの全集は初めてだった。一括して、無理なく買えたのもよかった。若々しい演奏でNHK交響楽団も張り切っている。総じて中々よかったがさすがに3番や5番では力みが見えたように思う。

ジンマンは、新しい校訂の楽譜による演奏というので購入した。なるほど、聞き慣れたものとは違っている部分がある。そういう意味では、面白い演奏だ。

セルやワルターはアメリカで活動していたこともあってか、あまり評価が高くなかったようだ。しかし聞いてみると中々素晴らしく、充実した演奏であると思う。

いろいろな年代に録音された演奏を聞いていると、演奏の仕方が変化しているのがわかる。それを味わっていくのも、楽しみ方の一つだと思っている。

2016-10-05

SRS-HG1にiPod classicを繋げるには

はじめに

iPod classicにはCDから移した曲がいっぱい入っている。これらの曲をSRS-HG1で聞くにはどうしたらいいのかを考えてみた。

iPodと他の機種の接続

iPpd classicの他の機器との接続には、次の方法がある。

  1. イヤホンジャック
  2. 30ピンコネクタ

一方、SRS-HG1には次のような接続法がある。

  1. WiFi
  2. Bluetooth
  3. オーディオミニプラグ接続
  4. USB接続

上の接続法は二つのグループになっている。1.と2.は無線での接続であり、3.と4.は有線での接続だ。

以下iPod classicとSRS-hg1の両者をどのように繫げたらいいのか、について記していく。

iPod classicのイヤホンジャックからの接続

この接続は一番簡単なやり方だ。しかしメインで使わない方がいいと思う。理由は、30ピンコネクタからの接続の方がイヤホンジャックからの接続より音がいいからだ。

接続方法は、イヤホンジャックにステレオミニプラグのコードの一方を差し込み、もう一方をSRS-HG1のAUDIO INに差し込めばいい。

簡単なやり方なので、すぐにできるのが特徴となる。

別法としてイヤホンジャックに接続するタイプのヘッドホンアンプを利用し、そのアンプのイヤホンジャックからSRS-HG1のAUDIO INに繋げるやり方もある。

30ピンコネクタからの接続

この方法でまず考えられるのは、ケーブルによる接続だ。しかし、実際は有線、無線ともに接続できる。

無線での接続

Wi-Fiによる接続方法はまだ見つけていない。しかしBluetoothによって接続ができる。この場合、iPod classic自体にはBluetoothが搭載されていないので、機器を追加してBluetoothに対応させなくてはならない。

調べて見たところ、KOKKIA i10s whiteという機器が発売されていた。この他にもあるかもしれない。

有線での接続

AUDIOINに繋げるやり方だ。

この接続は一方が30ピンコネクタ、もう一方がステレオミニプラグになっているケーブルを用いる。一方をiPod classicの30ピンコネクタに、もう一方をSRS-HG1のAUDIOINに接続すればいい。

変換ケーブルは、いくつか発売されている。

もう一つ、ヘッドホンアンプを経由するやり方もある。

このやり方は、まずiPod classicについてきた30ピンとUSB Aの変換ケーブルでヘッドホンアンプとiPod classicを接続する。それからヘッドホンアンプのイヤホン出力とSRS-HG1のAUDIOINをミニプラグのケーブルで接続して音を出すことになる。

まとめ

iPod classicからSRS-HG1に接続する方法を紹介した。さて、自分ではどの接続法を選ぶだろうか。おそらく、置き方の自由度の高いBluetoothでの接続が多くなりそうだ。

何はともあれ、新しい使い方が加わったので、iPod classicをまだまだ使っていけそうなのがうれしい。

2016-08-13

サーチャーとラジカセ その1

『昭和40年男』という雑誌に「ラジカセ特集」があり、そこで「サーチャー」という名前の機種が紹介されていた。シャープから1979年頃より発売されていたようだ。どんな機種だったかは http://www.video-koubou-topaz.jp/SHARP–1.html で見ることができる。

「サーチャー」といえば三輪眞木子著『サーチャーの時代』で脚光を浴びた職業だったな、と思い出した。それにしても同じ名前のラジカセがあったのは意外だった。しかも、三輪氏の本が出るより以前なのだ。命名の経緯がわかったら面白いだろうに。

私の知っているサーチャーの定義は 「”情報の図書館”ともいうべきデータベースを利用する専門技術者」 「情報の”引出し人”、”加工人”、”分析人”」(『サーチャーの時代:高度データベース検索』(1986年 丸善刊)「まえがき」より) と言うものだ。

ラジカセの「サーチャー」は、もちろんオンラインデータベースと関係があるわけではなく、カセットテープに収められた曲を選曲する機能を持たせた機種だったので、そういう名前にしたのだと思われる。それはそれとしても、「サーチャー」という言葉の使用例としては早いほうではないだろうか。この辺りを確認してみたいものだ。

「サーチャー」という言葉について、インターネット上では https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC–3596 に説明がある。残念ながら、ラジカセのサーチャーについての説明はない。それぞれが別個に使われていったのだろうか。それともシャープの関係者がサーチャーという言葉を知っていて、採用したのだろうか。

もうちょっと追いかけてみたいと思っている。

2016-07-07

Technics RS-686D(D-86)

TechnicsがSONYに対抗して発売したポータブルカセットデッキです。どんな機種だったかは、http://audio-heritage.jp/TECHNICS/player/rs-686d.htmlで見られます。

持ち運びに便利なように、小さくまとめたのが特徴です。それと、当時はなんとも思わなかったので寸が、DC9V(単2型乾電池6個)というのが、今になると目立ちます。この頃は、ポータブル機の電源は乾電池だったんですね。乾電池はちょっと重くなる代わりに、すぐ購入できるので充電池のようにバッテリー切れを起こすと使えなくなってしまうことがありません。その反面、乾電池は大きさが決まっているので、どの乾電池を使うかで、その機種の大きさがある程度決まってしまうように思います。単2乾電池を6個も入れれば、ちょっとした重さになります。そういう点を考えると、ポータブル機の電源に乾電池が採用されることはもうないのかもしれません。

この機種のデザインはメカっぽいのが特徴です。しかし、VUメーターのデザインが丸い形をしているので、ちょっと柔らかい印象を与えていると思います。いろいろな設定を下の方にあるボタンを押すことで行います。このボタンがいかにも操作している、という感じを与えていたように思います。もっとも、押したかどうかわからないこともあったので、何か光るものがついているともっとよかったのかもしれません。

さて、手に入れてはみたものの、生録音はあまりしませんでした。結局はポータブルのテープデッキとして使っていました。しかし、ここまで小さくなると、あと一息でWalkmanになってしまいます。その直前まで行ったといえるかもしれません。この機種の発売が1976年です。Walkmanの発売は1979年です。もしかしたら、生録ブームによって、オーディオ機器を持ち歩くことが普通に行われるようになり、後の持ち歩いて音楽を聴くスタイルを準備していたのかもしれません。

2016-06-06

iPod classicを使い続ける

製造中止になったiPod classicを未だに使い続けている。強い愛着があって、というわけではない。手持ちのCDの曲をほとんどを収めてしまったので、使い続けるしか手がないためだ。

実はCDプレーヤーを持っていないので、CDの音楽を聴こうと思ったら、Macで聴くか、iPodで聴くかしか選択肢がないためでもある。

現在iPod classicを使う上で便利だと思っているのはBluetoothでの利用だ。これにはSONY のiPod専用ステレオトランスミッターTMR-BT8IPを使用している。IPod用のアクセサリーをSONYが販売しているのが面白いが、それは別にして、なかなか便利だ。

使い方としては、SONYのノイズリダクション付きのワイヤレスイヤホンMDR-FX31BNと組み合わせている。Bluetoothは音質が劣ると言われたりするが、ケーブルから解放される便利さは何よりだ。さらに音量操作やプレイ、停止が手許でできるのは便利。

Bluetoothといえば、買ったままで使わないでいたBluetooth対応の小型スピーカーのCREATIVE D80を引っ張り出して繋げてみた。その結果イヤホンで聴くのとは違った楽しさがあるのを発見した。Bluetooth接続を中心としたポータブルスピーカーのことは知っていたのだが、実際に使ってみると、なかなか楽しめた。「音楽に浸っている」という感じは久しぶりだが、なかなかいい感じだった。おかげで、ポータブルスピーカーへの関心が芽生えたのは予期しないことだった。

もう一つの使い方は、ポータブルアンプとの接続だ。iPodとのデジタル接続ができるというSONYのPHA–1Aと繋げてみた。そうすると、音が一変して、よくくっきりとした感じになった。なんだかiPod classicが生まれ変わったような気がして、嬉しくなったのを覚えている。この方式は、機器が一つ増えるので、持ち歩きにくく思えるのが欠点だ。これはPHA–1Aの大きさも関係しているのかもしれない。持ち歩かないで、室内でじっくり聴く時には、この組み合わせが一番かもしれない。

ポータブルアンプのもっと小さいもので、audio-technicaのAT-PHA31iがある。Dockに接続する専用のポータブルアンプでリモコン操作もできる。これはかさばらないのが何よりで、気軽に使えるので気に入っている。

iPod classicはまだまだ使い続けることになりそうだ。

2016-06-05

ポータブルスピーカー

以前から発売されていたのだが、最近量販店での扱いが大きくなっているようなのが、ポータブルスピーカーだ。SONY, JBL, ONKYO, JVC,BOSEなどオーディオメーカー始め、各社からいろいろな製品が出されている。

形状も様々で、丸いもの、立方体のもの、横長のもの、とバラエティに富んでいる。これらの製品に比較的共通しているのはBluetooth対応と防水機能の搭載だ。Bluetooth対応は最近のポータブルオーディオプレーヤーやスマートフォンでの使用を見込んだものと思われる。

では防水機能はどうなのだろうか。 おそらく、アウトドアでの使用を考えているのだと思われるが、もしかしたら、キッチンや風呂場での利用も考慮に入れているのかもしれない。音楽を聴く場所は、昔はリスニングルームとなっていたようだが、最近はどこでも音楽が聴けるようにと変化してきている。イヤホンの流行は、この傾向に対応したものと思われる。

ところで、ポータブルスピーカーはどのような用途を想定しているのだろうか。ポータブルスピーカーの中には、バッテリーで動くものがあることは使う場面に電源のない場所も視野に入れていると思われる。電源コードから解放することによって、スピーカーを置く場所の選択肢が広がるのは確かだ。

アウトドアでの使用はバッテリー駆動が前提となるが、家庭内においても、音楽を聴こうと思った場所にスピーカーを置いて使えるようになる。この手軽さがポータブルスピーカーの魅力だと思われる。 もちろん、大きさからいって本格的なオーディオ用のスピーカーと同じレベルの音が出るわけではない。そういう面倒なことをいうよりも、好きな音楽を気軽に、気に入った場所で聞けるように、という風に使った方がいいのかもしれない。

最近、「ハイレゾ対応」を謳ったポータブルスピーカーも発表されている。「ハイレゾ対応」は現在のはやりなのだが、ポータブルスピーカーにとってはどうなのだろうか、という気もする。もちろん、気に入った音楽がハイレゾ音源である場合も考えられるので、そういった音楽も再生できるのはありがたい。しかし、出てくる音はそのままハイレゾリューションとはいえないような気もする。これは杞憂であってほしいのだが。

いずれにせよ、肩肘張らないで音楽を楽しむ傾向があるのはいいことだと思う。この方が音楽と共に生活している感じがする。

2016-05-31

Zero Audio ZH-DWX1

なかなか評判のいいイヤホンなので買ってみた。大きさの割には軽いので何よりだ。

外観の特徴は左右がわかりやすいように右用と左用で色を替えている。使ってみると便利なのだが、デザインとして見ると、最初はびっくりした。それで買おうか買うまいか、ずいぶん考えた。結局は、音の評判に惹かれて購入することになった。こんなに考えて購入したイヤホンは初めてかもしれない。

使い始めは、音が堅く、特に高音が突き刺さるようだったので、エージングをしてみた。これまでエージングをしたことがないのだが、音が落ち着いてくるというので、行ってみたところ効果があって聞きやすい音になった。

使った感じではなかなか味わいのある音に思えた。結構パワフルでもあるようだ。じっくり聞くのに適しているようにも思えるのが何よりだ。風には弱そうなので、外で使うのは限定されるかもしれない。

持ち歩きにはちょっと不便を感じることがある。イヤホン本体がやや大きめなので、付属の袋への出し入れがやりにくいところがある。このイヤホンには袋よりもケースの方がいいようだ。とはいっても、未だに袋で使っている。

遮音性については、付属のイヤーピースを使っているときにはあまり高くないようだ。評判を聞いて、コンプライのイヤーピースを使ったところ、十分な遮音性が得られた。コンプライのイヤーピースは遮音性が高いのだが、使用できる期間が短めなのが残念なところ。このあたりは考えどころだ。

音は気に入っているのだが、デザインは未だに慣れない。個性の強いデザインといえるのだが、あまり目立つようなデザインのものは苦手なので、その辺が気になったりしている。

いい点、疑問点ともにあるのだが、ともあれ、現在では、一番使うイヤホンになっている。この傾向はしばらく続きそうだ。

2016-05-23

YAMAHA HP-1 デザインの印象的なヘッドホン

YAMAHAのオーディオはあまり宣伝されていないような気がしている。しかし印象的な製品であるのも確かだ。

1970年代に発売されていた一連のオーディオ製品は、デザインが素晴らしかったと思う。当時はヘッドホン、カセットデッキ、プリメインアンプ、スピーカーといろいろあった。その中で、ヘッドホンのHP-1は愛用していた。

開放型の軽い感じのヘッドホンだった。当時は外で聞くことなどは考えなかったので、遮音性も気にしていなかった。どんな製品であったかは、今でも見ることができる。http://www.yamaha.co.jp/design/products/1970/hp-1/

この頃のヘッドホンには耳を覆ってしまうものが多かったように覚えている。YAMAHAのヘッドホンは頭に軽く乗せるだけのヘッドホンで、それでいて音は十分に出ていた。デザイン通り、刺激的でない、つややかな音であったように覚えている。

オーディオを部屋の中でじっくりと楽しむ時代にマッチした製品でなかなか評判がよかったと思う。

現在の視点で見ると、標準プラグを採用しているのが残念だ。現在のオーディオ機器はミニプラグが前提となっているので、変換プラグを使用しないといけなくなる。これでは取り回しが不便になってしまう。

不便と言えば、持ち歩き用のケース(?)は無かったようだ。室内で使うのが前提な時代だったので、そこまで配慮しなかったのだろう。

それはともかく、ミニプラグ使用のモデルがあれば、購入したくなるかもしれない、そんな製品だ。

TEAC A-2300S-2T 2トラックの録音が味わえたテープデッキ

1970年代はツートラサンパチが流行っていた時期でした。
一口に「ツートラサンパチ」と言っても、今は説明が必要な時代ですね。なにしろ、オープンリールテープなんて言うものを見かけなくなりましたから。オープンリールテープの規格の一つ、としておきましょう。でもそっけなさすぎるので「2トラックでテープに録音する方式で、その時のテープを送る速度は19cm/sec」という規格でした。テープ録音は録音するトラックの幅が広く、テープを送る速度が速いほど高音質になる、という性質がありました。そういうわけで、ツートラサンパチはアマチュアが手にすることのできる最高の録音方式であったわけです(テープレコーダーについての、これ以上の詳しい説明は、ここでは省きます。ごめんなさい)。

もう一つ説明がいるかもしれません。それはテープレコーダーとテープデッキの違いです。これも説明すると長くなるので、
・録音、スピーカーによる再生がその機器のみできるもの→テープレコーダー
・録音再生ができるがスピーカーを備えていないもの→テープデッキ
としておきましょう。テープレコーダーは単体で使えますが、テープデッキはオーディオ装置の一つとなります。

で、話題のテープデッキです。
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-2300s-2t.html

TEACはいまだに健在で、ハイレゾリューション・オーディオの製品を発表しています。このころはテープデッキのメーカーとして有名でした。当時は据え置き式の製品を中心にしていたような記憶があります。

オープンリールテープはかさばりますし、取扱も注意を要するところがありましたが、切り張りができたりしてマニア心をくすぐる存在でもありました。アナログ音源はダビングを重ねると音質が劣化するという特徴がありましたので、テープをじかにつなげるほうが劣化を防げたわけです。それで「録音マニア」という人たちはオープンリールテープを愛用していました。

テープの利用者には「オーディオマニア」と「録音マニア」とあったように思います。両者は重なる部分も多いのですが、
・オーディオマニア→音楽(特にクラシック音楽)に比重がかかる
・録音マニア→現実音に比重がかかる
といった違いがあったように思います。

70年代には、テープデッキの製造会社主催の録音会というのがよく企画され、マニアが重い録音機材を持参して録音をしていました。テープデッキだけでも20キロ以上はするわけですから、好きでなければできない作業だと思います。

録音する対象はマイクを使ってするもの以外にFM放送の録音もありました。このころはFM放送でコンサートの実況中継もありましたので、格好の音源となっていました。

そんな流行に乗って購入したのがA-2300S-2Tでした。この機種は「ツートラ」でしたが、「サンパチ」ではありませんでした。19cm/secが最大スピードで、その分価格が安かったのが(といっても、安くはない価格なんですが)手に入れた理由です。

使い方は放送の録音(エアーチェックと言ってました)、レコードからの録音でした。レコードからの録音はLPレコードを扱う面倒さを無くせるので、よくやっていました。放送からの録音はテープ代だけで聞きたい曲が入手できるので、便利でした。この機種はタイマー録音ができたので、出かけている時間に放送される番組の録音するためによく利用していました。もっともタイマーが正確でなかったので、録音時間が微妙にずれていたりしていたのは懐かしい思い出です。

オープンリールテープを店頭で見かけなくなっています。もう生産されていないのかなぁ、と思ったりもしています。CDやシリコンオーディオの便利さに慣れてしまうと、オープンリールには戻りにくいのかもしれません。

SONY PS-HX500 ハイレゾリューションファイルが作れるステレオレコードプレーヤー

LPレコードが復活しているのだそうだ。日本レコード協会のページにその統計が載っている。https://www.riaj.or.jp/f/data/annual/ar_anlg.html
これを見ると生産量が増加傾向にある。ちょっと意外な気もする。

それはいいのだが、日本レコード協会の統計にある「アナログディスク」という言い方が目を惹く。CDなどと区別するための言い方なのだが、なんとなくなじめないような気がしてしまう。

日本レコード協会の統計には出ていないが、LPレコードが復活しているということは、それを聞くための機器も復活していることになるはず。具体的には、音を拾う針やカートリッジの生産量も上がっていると思われる。

もう一つ、国内でLPレコードが生産されているのだとなると、レコードをプレスする工場が健在ということにもなる。昔の生産方式がそっくり保存されていたように思われてしまいます。

さて、ステレオレコードプレーヤー PS-HX500の話です。

古いLPレコードの録音をファイル化できるので、LP盤を持っている人には朗報でしょう。機能としてはアナログレコードの音を最大DSD 5.6MHz、リニアPCM 192kHz/24bitなどのハイレゾ・ファイルフォーマットでPCに録音・保存が可能というのが目玉です。回転数33回転と45回転に対応しています。出力用のUSBもあります。メーカーのサイトhttp://www.sony.jp/audio/products/PS-HX500/に紹介があります。SPレコードには残念ながら対応していないことになります。

このプレーヤーの用途として、古いLPの利用ばかりではありません。実はLPレコードの新録音も存在しています。アマゾンで検索ジャンルを「ミュージック」にし、検索語を「LPレコード」として検索すると336,261件が検索されます(2016年5月4日時点)。この中には「発売予定」のものもあるので、新譜のLPレコードがあることがわかります。そうであるならば、最新のアナログディスクの録音を持ち歩くことができるようになる訳です。そう考えると、単なるレトロ趣味の機器ではないことになります。

古くからあるLPレコードと最近のデジタル技術が融合したような感じのする機器といえそうです。

AIWA AD-5500 レコードプレーヤーのような外観のカセットデッキ

一見するとレコードプレーヤーに見えるのですが、カセットデッキです。
どんな外観だったかは、http://audio-heritage.jp/AIWA/player/ad-5500.htmlで見られます。

カセットデッキはあとになると、縦型のオーディオラックの中の棚に収まりやすいデザインになりますが、それ以前は平面型のデザインが多かったように思います。特にこのデッキは全体を覆うカバーがついているので、オーディオラックの一番上に置くことを前提にデザインされているように思えます。もちろん、カバーは外せるので、ラックの中の段に置くこともできます。しかし中に置くとメーターが奥の方にあるので、録音レベルや再生レベルの調整がやりにくくなることも考えられます。オープンリールデッキの影響で、テープ機器は上の方に置くという考えが強かったのかもしれません。

それはともかく、ハイポジションテープに対応しており、ドルビーも搭載しているので、この当時のカセットデッキとしては標準的な機能を備えています。今になって思うと、この頃のデザインのはやりなのでしょうか、木製の目立つデザインです。この木製部分が落ち着いた感じに思え、なかなかいいデザインだと思っていました。

ボリュームが三つあるのがデザインのポイントになっているようです。動く範囲が大きいので、ボリュームの調整がやりやすかったように思います。

上のaudio-heritageのサイトで「機種の定格」を見ていて、「DIN」とあったのが懐かしい感じがしました。この頃のテープデッキには必ず付いていた端子で、アンプとのラインインとラインアウトの接続が一本のケーブルで行える便利な端子でした。RCA端子の方が音がいいというので、HiFi用ではないとされていましたが、扱いやすかったように思います。いつの間にか姿を消してしまいました。RCA端子は未だに健在です。割合大きな、丸い端子だったので、小型化になじまなかったのかもしれません。

いま改めてデザインを見ていると、小さいカセットテープを動かすのにしては機械が大きすぎるように思えます。それがオーディオ機器なのだ、といえばそれまでのことなのですが。

2016-05-19

radius HP-NHL11R Lightning Inner ear headphones

ラディウスからlightning接続のイヤホンが出た。今のところiOSのみで採用されている端子なので、あらかじめ購入する人を絞り込んでいるように思われる。

イヤホンとしてみると、なかなか意欲的だ。これ単体でハイレゾリューション音源の再生に対応している。
    24bit/96kHz対応のDAC AMP内蔵
というのが特徴的だ。

ファイルによってはこれ以上の品質のものもあるのだが、その辺りは手持ちのファイルとの相談になるのかもしれない。

このイヤホンを眺めていて、「iPod touch」との組み合わせはなかなかいいように思われた。なんとなくかすんでいるように思われるiPod touch なのだが、iPod classic持っているので、気になる存在でもある。iPod touchにclassicに入れてある曲を入れていけば、持ち歩きやすくなるように思えるからだ。今になって思うと、iPod classicはちょっと重いように感じられる。ならば、iPod touchにして、このイヤホンを使うのならば、ハイレゾリューション対応のシステムを持ち歩けることになるからだ。iPhoneで音楽を聴いているとばってりーの残量がどうしても気になってしまう。その点、iPod touchならばバッテリーの残量はiPhone程には気にならないように思われるからだ。

遮音性も高いようなので、外で聴くのに適しているようです。それにポータブルアンプが不要なので、荷物が軽くなるのは何よりです。