音楽とは言っても、西洋音楽が日本に入ってくる過程と記しているので、いわゆる邦楽についてはまったく記されていない。
本を開けてびっくりするのはぎっしりつまった文字だ。今時9ポくらいの文字で2段組にびっしりとした本文レイアウトは例外的だ。そのボリュームに圧倒される。
雑誌に連載されたものと本にしているのでとなく論集みたいな感じの本だ。内容はトピックを取り上げて、それについて詳述しているので一見どこから読み始めてもいいように映る。
それぞれのトピックは独立しているのでそのように読んでもいいのだが、トピック自体は年代順に並べてあるので最初から読んでいくと洋楽が広まっていく過程を追いかけていける。順を追った読み方の方がいいように思う。
注、参考文献が充実ているので、学術的な本だとわかる。ただし書きおろしでなく雑誌の連載記事なので専門の人でなくても読んでいけそうだ。
今時の本には珍しく図版がない。この点学術書のような印象を与えるもととなっているようだ。
本巻は幕末からレコード音楽、放送音楽の誕生までを扱っている。続刊はおおそらく扱う年数の範囲が減って項目が詳しくなっていくと思われる。続きを読むのが楽しみだ。
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