この本の紹介はここ にある。
登場するのは幕下筆頭まで昇った
- 春日国(かすがくに)
- 獅子王(ししおう)
- 友鵬(ゆうほう)
- 錦風(にしきかぜ)
- 緑富士(みどりふじ)
- 小金富士(こがねふじ)
の6人だ。関取まであとちょっと、と迫った人たちとも言える。
このうち友鵬だけが故人だ。
何よりも、著者の力士への温かい視線が嬉しい。 そして力んでいない書き方が元力士たちの人間像を浮かびあが らせている。もちろん、それぞれの力士の関係者にも丁寧に 取材している。
登場する6人は皆熱心に相撲に取り組んだのに関取の地位まで 上がれなかった人たちだ。著者はその原因に直接触れるより はそういう経験の後にどのように人生を送っていったかに注目 している。
中には、「関取になっていたらこの人と結婚していなかったか もしれない」という女性もいて、関取になれなかったことが必 ずしも残念なことではないのだ、と著者は言いたかったのかも しれない。
6人とも相撲界にいたことが何かしらの形でその後に生かされ ていることを伝えているのもよかった。全部読み終わると、 それぞれの力士には上がれなかった理由があったのだと何とな く気づくようになっていたのも嬉しい心遣いだった。
心温まる本だった。
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