ヤミ市について書いた本を読んだことがなかったので読んでみた。そもそもヤミ市について書いた本というのは少ないようだ。その中の一冊というわけだ。
「ヤミ市とはどういうものだったのか」をそれを運営していた人々、店の様子、売られていた商品などについて丁寧に書いている。材料は同時代の記録や記事などを用いている。
ヤミ市の起こりからその終わりまでを落ち着いた雰囲気で書いていくのが素晴らしい。最後の方にヤミ市の実際を復元しているのでイメージを掴みやすい。一時的に盛んであってその姿を消してしまったものについて記述している貴重な著作だ。
巻末にある「ヤミ市キーワード集」「ヤミ市年表」は労作であり有用だ。もちろん参考文献一覧もある。
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