なんとなく呼び出しになった主人公の一年を描いている小説だ。
主人公の成長を描いている小説、といえようか。相撲の世界を描きながら裏方と言える呼び出しを選んだのは「成長」を地位の向上ではなく主人公の内面の成長として描くためだったのかもしれない。その分華やかな世界を扱っていても堅実な作品になっていると思う。
作者の瑞々しい感覚が素晴らしい。また部屋の力士の本場所での相撲をきちんとした手捌き記事として記しているところから見るとかなり相撲に詳しいようだ。その部分がしっかりと小説の中の一部になっているところは読み応えがあった。
0 件のコメント:
コメントを投稿